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論文・書籍2024/08/06

『裁判員17人の声』(旬報社)出版のお知らせ

裁判員経験者ネットワーク、共同代表世話人の牧野茂弁護士、大城聡弁護士が編著の『裁判員17人の声』(旬報社)が出版されました。裁判員経験者の生の声を集めた本です。お読みいただき、ご意見ご感想をいただければ幸いです。

 

詳しくは旬報社のホームページからご覧ください。

<本の内容>

2024年5月で施行から15年目の節目となった裁判員制度。 しかし、情報がクローズされ、裁判員経験者の生の声を聞くこともほとんどない。 ともすれば「何をしているのかさっぱりわからない」とも言われてしまう裁判員制度。 その意義と今後の課題について、実際に裁判員をつとめた市民のインタビューを中心に伝える。

<目次>

はじめに

Part1 インタビューを読むまえに―裁判員制度の基礎知識

知っておきたい裁判員裁判のキーワード 裁判員裁判のながれ 裁判員に選ばれるまで

Part2 裁判員17人の声

1人目 大切なことは文字や言葉ではなく「人」・「自分」と向き合うことから学ぶことを知りました 2人目 みんなの○○が××なのは良かった 3人目 切ない事件でした 4人目 こころの負担について、具体的にこんな気持ちになった、という症状などのチェックリストがあればいいと思いました 5人目 経験後は法に興味を持ち、法社会学の授業を受講するきっかけになりました ●コラム 裁判員の扱いはケースによって異なる!? 違いがわかる裁判員になるために

6人目 全員で話す これぞ民主主義だ! 7人目 裁判員はさまざまな年代の方々で、なかには女子大学生もいました 8人目 事件当時の証人の勇気と行動力にいたく感心しました 9人目 「国民がやるのが本来のありよう」と聞いて認識が変わった 10人目 被告人にも共犯者にも障がいがあり、服役中の処遇が気になりました ●コラム 裁判員は、お飾りなのか?

11人目 裁判長の言葉で気持ちが前向きに 12人目 自分の普段の価値観のまま参加するのが一番いいと思う 13人目 悪いことをした人を刑務所に入れておけば判決はそれでいいのか、という疑問も残りました 14人目 母からお清めの塩とお守りを持たされました 15人目 裁判員同士「運命共同体」といえるような連帯感と使命感が生まれているのを感じました 16人目 弁護士を目指していたので、実務の先取りと前向きな気持ちに 17人目 ブラックボックス化している裁判員裁判という世界を覗いてみたかった ●コラム ここが変われば便利!?裁判員制度

Part 3 裁判員制度のこれまで・これから

●巻末論文 司法への市民参加の進展と課題~制度開始15年にあたって~ 大城 聡(弁護士) ●巻末コラム 裁判員経験者ネットワークのあゆみ~交流会の定期開催と公開シンポ活動~ 牧野 茂(弁護士)

おわりに

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